GT-Rのつぶやき  


   

2006年06月のトピックス

 
         
    着陸  
  [ 2006.6.30.Fri ]  
   

長い間リフトの上で空を飛んでいた車に、ようやく足廻り、ブレーキ配管等を取付け終わりました。

数ヶ月ぶりに着陸しました。

昨日から、雨が降ったり止んだりの繰り返しで、ムシムシしています。

もうすぐ本格的な夏が来ますので、大汗をかきながらの作業に突入します。

エンジン部屋は20℃なので涼しいのですが、工場の中は扇風機での作業になりますので・・・。
 
     
         
    カチッ  
  [ 2006.6.27.Tue ]  
   

地元の部販から今までに何回も問合せがありました。

「GC10用のBM(ブレーキマスター)のピストンキットを交換したら、ブレーキoilを5本使っても踏み代が出ないのだが、何が原因なんだろうか?」

というものです。

ああまたかです。

BMはトキコ製とナブコ製があり、車種ごとに少しずつ仕様が違います。

一番の違いは、手前側のピストン端部の、マスターバックのプッシュロッドが押す穴が深いものと浅いものとがあります。

GC10系のマスターバックには浅いものを使用しないと踏み代は出ません。

深いものを使うと、その距離分「スコッ」とペダルが入ります。

最終的には効くのですが、踏み代がない様な感じになります。

組み込む前に、外したものと比べてみれば大騒ぎすることはないのですが、よくある話です。

この写真(上)はトキコ製のピストン端部の写真ですが、左が浅いもの、右が深いものです。

下の写真は、チェックバルブで、左側2個がFディスク、Rドラム用で、右側2個が前後ディスク用です。

前後ディスク用をリアドラム車に使用することは可能ですが、効きは正常ではありません。
その逆は不可です。

GT-RにMK63を付けてBMが7/8を付けている車で、踏み始めに「スコッ」とペダルが入って何となく効くという症状の車であれば、このBMをきちんとすれば、「カチッ」とした踏み代になります。
 
     
         
    完成しました  
  [ 2006.6.21.Wed ]  
   

先日完成したエンジンの積み込み、各種セッティングも終了し、やっと車が完成しました。

エンジンは静かで絶好調です。

工場内の温度計は昨日32℃、今日33℃まで上がっており、真夏日で汗だくでした。

明日から雨が続くそうです。



工場の周りの田んぼでは殆ど田植えが終りました。

夜の10時くらいになると、かえるが一斉に「ゲコゲコ」鳴いています。

当方の田んぼは何も作っていないので、草むらジャングルです。

梅雨明けしたらトラクターですき倒す予定です。

ちなみにこのトラクターですが、ある一部分の色を塗り替えています。

ヤンマーの方がこのトラクターを見て首をかしげていました。

「ありえない・・・・・でも自然」な配色をしているものですから。
 
     
         
    エンジンが完成しました  
  [ 2006.6.18.Sun ]  
   

エンジンが完成しました。

平行して車体の整備も完成しましたので、後は積み込みです。

キャブ、その他の補器類はエンジンを載せてから取付けます。

あと数日で完成予定です。
 
     
         
    梅雨の晴れ間  
  [ 2006.6.15.Thu ]  
   

今は雨ですが、3日ほど晴れ間が続きましたので、カムカバーを塗装しました。

20数年前から当社のテストカーにこのオレンジを使用していますが、当社でO/Hやチューニングしたエンジン全てに塗っている訳ではありません。

ご希望される方に塗装しています。
 
     
         
    更新しました  
  [ 2006.6.5.Mon ]  
   

久々にパイプをのぞいて見たところ、居ました。

ですが、明らかに別蛙です。

先住蛙はどうも旅に出たみたいです。


久々にGT-R knowledgeを更新しました。
 
     
         
    ビッグサイトにてあれこれ  
  [ 2006.6.2.Fri ]  
   

先日のBP東京ノスタルジックカーショーでは、当ブースにたくさんの方がお立ち寄り下さり色々なお話ができました。
お立ち寄り頂きました皆様、ありがとうございました。



今回は、プロのバンド「RED ZONE」の方々の演ずるベンチャーズサウンドの中でのイベントでしたので、それなりに心地よかったです。

しかしながら、会場内の空気が悪かったのと、お客様とのお話の時の音量がそれなりに上がっていた様で、27日の夕方にはノドが「RED ZONE」に達してしまい殆ど声がでなくなっていました。

28日はそれにこりたので、細かなお話の時はお客様に一緒に外に出て頂き、静かできれいな空気の所でお話をお聞きしました。

効果はあった様でノドはほぼ元に戻りました。



今回は、当方のエンジンダイナモでのパワーチェックの様子を写したDVDを作って頂け、モニター、DVDプレーヤーもご用意頂いておりましたので、それを映していました。

殆どの方は「エンジンは回っている様だけど、何だかいまいち意味が・・・」という表情をされていましたが、真剣にご覧になられてる方もいらっしゃいました。

「どこどこの部品が無いのですが・・・」、「当時のボディーカラーは・・・」等の方が興味があるご様子でしたし、実際に、こういったご質問を多く頂きました。

レストアをしてピカピカにするというのも、それはそれで良いことだと思いますが、私的には、いくら35年前の車とはいえ走らせてナンボだと思いますし、走らせてやらないとかえって痛みます。

ましてや35年前の車を元気に走らせるからおもしろいんじゃないかと思います。

走りとは全く関係の無い細かな事を気にされる方がいる反面、やはり動力系を気にされる方が大多数でした。

中にはかなりシリアスな内容のお話もありましたが、ご自分のGT-Rのエンジンの状態がどうなっているのかを皆さん知りたがっていました。

どこかのフタをパッと開ければ見える様でしたら良いのですが、そうはいきません。



「何となくエンジンはかかる。それなりに走る。しかし何かもう一つ違う様な気がする。本当のS20が判らないから、自分のS20が良いのか悪いのか判らない。」そう言われていた方が多かったです。



生産後35年は経っている訳ですので、今までにどこかで誰かが何かしら手を入れてる訳で、それが良い方向に振れていれば良いのですが、そうでない車もあるのが事実です。

お話を聞いていると大体同じ様な傾向にみえました。

ちなみに今当方で組立て中のエンジンは、そうでない車の類でした。



あと、昨年のショー同様、多かったのは、「GT-Rが買いたい。それも程度の良いものが。」というお話でした。

運が良ければ程度の良いものに当る可能性がありますが、「程度の良いものは高いです」としかいえません

どの分野においても安くて良いものなどありません

GT-Rの場合、少々高額のものを買ったからといってそのまま「安心」して乗れる保障もありません。

最近は良い車の値段に引っ張られて、ボロイ車の値段も上がってきています。

今GT-Rを探されている方は、くれぐれもババを引かない様お気を付け下さい。



写真はR382のエンジン部分です。
 
     

  最新のページへ
  
   Powered by HL-imgdiary Ver.3.02

 
 
シライシエンジニアリング
   
COPYRIGHT(C) SHIRAISHI ENGINEERING