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更新が大幅に遅れました・・・。
楽しみにされている方には申し訳なく思っております。
トラクターやカエルのお話も、おもしろがって頂けたそうなのですが、たまにはGT-Rのお話を・・・
という事で、
今回は、チェンストッパーAとチェンテンショナーについて書きます。
チェンストッパーAというのは、カム間にあるプレート状のもので、無くてはならないものです。
何万Kmもの間何もしていない様なエンジンでは、これにクラックが入っているものが結構あります。
「エンジンは調子いいから何もしなくていい」 で通してきた様な個体によく見受けられます。
片側ずつクラックが入っていきます。
エンジン回転中に、これが落ちたというのを見聞きした事はないのですが、落ちるとすごい事になると思います。 一瞬で前廻りはぐしゃぐしゃになり、エンジン全損のご臨終になると思います。
やはり、クラックというのはあまり気持ちの良いものではないので、たまにはヘッドカバーを開けて、点検してみる方が良いと思います。
S20にはタイミングチェンが使われていますが、今頃のエンジンの様に自動調整にはなっていません。
プリンス作のエンジンは皆、手動調整式のチェンテンショナーです。
この手動調整というのがなかなかやっかいなもので、微妙なサジ加減が要求されます。
チェンストッパーとテンショナーのライフは、チェンの「張り具合」と密接に関係しています。
張りすぎの場合は、テンショナー調整ボルトと接触する部分に圧入してあるダンパーゴムが偏心して調整不能になったり、4個使っている6002のベアリングにオーバーロードがかかり、バラバラになるなんて事もあります。
緩すぎの場合は、アクセルのON/OFF時にチェンストッパーを叩く様な状態になり、クラックを誘発する可能性もあります。
チェンテンショナーをいためない方法はここでは書きません。
チェンストッパーAとチェンテンショナーは、現在製廃になっております。
日産自動車様 ある意味、S20の命綱ともいえる部品ですので、親子メタル同様、何とか生産の再開を切にお願い申し上げます。
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